注文住宅は設計図完成までが長い道のり

マイホームを東京にある会員制クリニックに近い西多摩でリフォームするのならば、こだわりたいのなら1年以上はかかると思っておいてもいいでしょう。その前に、焦ってマイホームを建ててもろくなことになりませんから。いや、「ろくなことになりません」とは一概には言い切れませんけれど、しかし注文住宅だからこそ細部までじっくりと納得いくものに仕上げた方がいいのです。ですからこそ、期間は長めにとっておくのがいいのです。

とは言っても、注文住宅を建ててくれる工務店側の仕事が遅いわけではないのですよね。むしろ、工務店側は仕事が早いという場合が多いのです。依頼者からの要望を聞いて、それを元に設計図を作っていくのです。そして設計図は打ち合わせの翌々日にはできていたりすることも、珍しいことではありませんからね。

しかしそれでは、何にそんなに時間がかかるのかと言いますと、それは「依頼者の希望をまとめる作業」にやたらと時間がかかってしまうのです。住宅設備選びひとつをとっても、ショールームで現物を見て決めたいものですし、間取りにしても本当にこれでいいのかあれこれと頭で考えますからね。

ですから依頼者側が「次の要望」を出すまでに時間がかかってしまって、それで注文住宅の完成はずるずると遅くなることもよくある話ですので。ですから、注文住宅でマイホームを建てる場合は、完成までの期間を長めに考えておくと焦ることなくいいのです。

家族の10年間を想定しましょう

注文住宅づくりで後悔しないために、家を建てる際に掲げたキーワードは、シンプルです。我が家にはおしゃれな作りの部屋は一切ありません。何故なら、妻と共働きで、二人の子供がいますが、スポーツに塾に忙しく、家族皆で過ごすのは休日だけ、しかも殆ど外出してます。

実際には、夕食から就寝迄の時間しか家の中で過ごすことはありません。そこでまず、一番に考慮したのが、家事導線と生活に必要のない物は作らない、置かない事。良く言えばシンプル・イズ・ベスト。悪く言えばただ、だだっ広い間取り。共働きで有るがゆえに、掃除に手間がかからない作りにする事。もちろん各部屋には段差なし。一階にはかなり広いリビングと、4.5畳の座敷兼寝室と、キッチン、風呂、トイレとどこにでもある普通の間取りです。

リビングはかなり広く取りましたが、在るのはダイニングテーブルだけです。下手に段差や決め細かな間取りにしてないおかげで、お掃除ロボットが大活躍です。全ての部屋の戸を開けておけば、ほぼ完璧に仕事を終え自分で元に戻っています。

また、大分市に注文住宅の家を建てると決めた一つの原因?子供の成長です。子供はやんちゃ盛りの男の子二人。家の中でも暴れ回ったり、お菓子こぼしたり。だからソファー何かもっての他置きまさせん。リビングから座敷はしきり戸一枚で繋がっているので、戸を開ければかなりの広さを感じます。そりゃ子供も暴れます。しつけが悪いのかな?でも、これも計算ずくです。前に住んでいた借家はかなり狭かったので、自由に遊ばせたいという願いもあったからです。

小学生の子供も10年立てば、落ち着くでしょうし、15年立てば、一人立ちし、家を出ていくでしょう。そこから、その環境に合った間取りに変更しても良いのかなと、リフォーム覚悟の家造りをしました。その代わり、基礎となる部分にはしっかりお金をかけました。土地と、最低条件の生活環境を購入した感じでしょうか。他の方とは違う我が家の逆転発想な家造りを紹介いたしました。